瑞鳳殿敷地内にある弔魂碑の改修落成式に出席しました。
この弔魂碑は、戊辰の役や函館戦で戦死した仙台藩士ら1,260名の御霊を弔うため、伊達家の旧藩主・藩士の出資で、明治１０年に建立されたものです。
昨年11月から改修作業が行われ、東日本大震災を乗り越え、本日の落成式を迎えました。
私は、議長代理として、除幕式、竣工祭、落成式に出席し、仙台伊達家十八代当主伊達泰宗氏の隣に座す機会を得、暑さの中にあっても、凛とした風を感じ取ることができました。
弔魂碑の改修を指導した東北大学金属材料研究所の後藤教授のお話では、弔魂碑は鉄で出来ていますが、表面はそれほど腐食が進行しておらず、1500年間腐食していないインド・デリーの有名な鉄塔と同じような鉄ではないかとのことでした。
御霊の安らかならんことをお祈りするとともに、この歴史的に貴重な財産を次世代に継承していきたいものです。
除幕し、姿を現した弔魂碑。
改修に尽力した鈴木繁雄議員（仙台藩士会参与）。
「元気をくれた東北六魂祭」という記事を書こうと思っていましたが、１６日に実際に見物してみて、とても書く気にはなれませんでした。
１回限りのイベントだと思っていましたら、来年以降も開催すべしとの意見があると聞いてビックリ。今回のイベントの問題点を洗い出せば、自ずと結論が得られるのではないでしょうか。
地域のお祭りは、その地域の風土と一体的なものであると思います。デパートで東北六県駅弁大会をやるのとは訳が違います。イベントのあり方を再検討していただきたい。
なにはともあれ、あれだけの混乱にもかかわらず、大きな事故がなく終わったことは、本当にラッキーでした。
山形市長を先頭に踊る花笠踊りの皆さん
今日は七北田愛宕神社の注連縄づくりの日です。
私は、神社関係の総会の議長を依頼されていたので、総会終了後、注連縄づくりの会場に合流しました。
ところで、東日本大震災により神社も大きな被害を受けました。境内の灯篭が倒れ破損しただけでなく、社務所付近から公衆トイレまで約４０メートルにわたり地割れが生じ、北斜面が一部崩壊しました。
このため、例年開催していた夏祭りは中止となり、神事のみ行われることになりました。今日作った注連縄は、後日、青年会の皆さんで鳥居と社殿に取り付けられます。
年内に復旧し、お正月の諸行事が、多くの参拝者で賑わうことを念願します。
先日、簡易式の放射線測定機を入手したので、普段立ち寄る所の大気中の放射線量を測定しています。
国や宮城県が発表しているデータが信用できないから測定している訳ではありませんが、ホットスポットと言われる局地的に放射線の数値が高い所がないのか、気になります。
宮城県が発表している仙台市内の観測地点は、東北電力本店ビル前で、6月11日の測定値は、0.08マイクロシーベルト毎時です。私の自宅周辺で測定しましたが、東北電力本店ビル前のデータに近いものになりました。
私が野菜を栽培している野村の農園でも測定してみました。宮城県の測定と同じく、地表から1メートルの高さで測定しましたが、0.11～0.14マイクロシーベルト毎時でした。土の上ではアスファルトと異なり、高めの数値が出るようです。このぐらいの数値であれば、一般的には「健康に影響を与えるレベルではない」ということになります。
福島第一原発の放射能漏れがこれ以上拡大しないことを願ってはおりますが、事故処理の見通しがはっきりしませんので、継続して放射線量を測定していきます。
カボチャ畑で測定しました。
恒例の七北田川ふれあいマラソン大会が、七北田公園をメイン会場に開催されました。
大震災の影響で参加者の減少が心配されていましたが、フタを開けてみると、300名を越える参加があり、応援の家族も加わって、相当な賑わいになりました。
今年の特徴は、①中学・一般の距離を2500メートルから3000メートルに変更したこと、②優勝者に副賞を授与することです。
天候にも恵まれ、無事終了することができました。これからも、皆さんのご意見をお聞きし、よりよい大会にしてまいります。
最初からトップスピードの１・2年生
自転車で先導する競技役員
賞品を受け取る子供たち
東日本大震災対策特別委員会の第一分科会で市民利用施設等の現地調査を行いました。
調査先は、青葉区の仙台市シルバーセンター、太白区の仙台市体育館及び西多賀小学校です。各施設の被害状況については、写真とともに報告しますが、大震災による建物被害の特徴として天井落下がありますので、取り上げます。
非木造の建物が倒壊した事例は、仙台市ではほとんど報告されておりません。阪神・淡路大震災の教訓を生かし、建物の耐震化を進めてきたことが被害を少なくしていると思われます。
しかし、建物内部に目をやると、ショッピングセンターやオフィスビルなど空間を大きく取った建物ほど、被害が目立ちます。特に顕著なのが天井の落下です。 それらは、「つり天井」であったり、「システム天井」であったりするわけですが、今回の地震でもろさを露呈した格好になっています。
天井落下など被害の状況を十分に調査し、今後の建築行政に生かすとともに、工法の見直しや開発により、地震に強い建物をつくり、災害に強いまちづくりを進める必要があります。
仙台市シルバーセンターでは、温水プールの天井が落下していました。
仙台市体育館でも天井材が落下していました。
西多賀小学校では西校舎が使用不可となり、５・６年生が体育館に設置した代替教室で勉強していました。
地下鉄南北線が、今日から全線で運転を再開しました。
大震災後、泉中央駅～台原駅間が不通となり、利用者に大変な不便をかけていただけに、一安心です。
地下鉄の復旧とともに、復興に弾みがつくことを念願します。
始発便が泉中央駅を定刻に出発しました。
横浜市会と自民党横浜市連の皆さん21名が、東日本大震災の被災状況を視察に来ました。私たち自民党仙台市連のメンバーも現場視察に同行しました。
津波で大きな被害を受けた、仙台市ガス局港工場、仙台市南蒲生浄化センター、そして、町全体が壊滅した荒浜地区を視察しました。
横浜市の皆さんは、私たちの話にもメモをとるほど、熱心に調査されておりました。明日は被災地でボランティア活動に従事する予定とのこと。
津波の被災地では、塩害でほとんどの植栽が枯れかけているなか、桜の花だけ咲いているのが、とても印象的でした。
津波で損壊した仙台市ガス局港工場
仙台市南蒲生浄化センターにて