マニュアルがあれば避難所の開設・運営はできるだろうか。
確かに、仙台市では、東日本大震災の教訓を踏まえ、避難所単位で「避難所運営マニュアル」を策定することを推進しています。私の市名坂小学校区では、平成25年度に仙台市総合防災訓練の泉区会場になったことから、避難所運営委員会を設置し、仙台市内でもいち早く避難所運営マニュアルを策定し、防災訓練に臨みました。
しかし、実際にやってみますと、マニュアル通りにはいきません。翌年度も、防災訓練を行いましたが、訓練の形は出来ても、実践的なものになっているのか疑問が残りました。
これらの反省を踏まえ、災害発生時に実際に機能する避難所を、開設し運営できるようにするため、昨年9月、市名坂小学校区に地域主体による運営委員会を改めて設置し、会議を重ねてきました。
私たちは、詳細なマニュアルを作ろうとはせず、だれでも理解できる、簡明な仕組み作りを目指しました。
県民防災の日の6月12日、市名坂小学校区でも約70人が参加し、仙台市総合防災訓練の災害想定に準じ、18時から2時間の防災訓練を実施しました。いろいろ問題点もあったと思いますが、災害時にどうすればよいのか、より実践的な訓練ができたと思います。
参加者を対象にアンケート調査を実施し、今回の防災訓練の検証を行い、災害時に機能する避難所運営委員会にしていきたいと考えています。