斎藤のりおの活動日記

地下鉄の再開は4月29日

　地下鉄南北線の全線運転再開の時期が早まり、4月29日になります。

　これまで仙台市は、地下鉄南北線の泉中央駅～台原駅間の運転再開見通しを5月末とし、無料バスを代替え運行していましたが、バスへの乗車や地下鉄への乗り継ぎにかなりの時間が掛かり、利用者に不便をかけていました。

　少なくとも先週までは、損傷した高架橋の復旧工事に着手する気配もありませんでした。そんな折、東北新幹線や仙台空港が4月下旬に再開される見通しになったとの報道があったことから、バス利用者の不満が高まり、仙台市への風当たりが強くなっていました。

　交通局幹部に電話し、現状認識や運転再開の時期について話したところ、再開の時期を早める努力をしており、近いうちに発表したいとのこと。そして、昨日夕方の発表となりました。

　主要な交通インフラの復旧に見通しが立ったことで、仙台市をはじめ、宮城県、東北各地の復旧が加速することを願うものです。

　
　　ようやく復旧工事が始まった高架橋（七北田川付近）

　

　　

　

　

　

仙台の被災地

　東北地方太平洋沖地震による津波は、仙台市にも甚大な被害を及ぼしました。

　若林区の荒浜地区と宮城野区の港地区を調査しましたので、とりあえず写真で報告します。

 
　荒浜小学校付近

　荒浜の町は壊滅状態です。ガレキと化した町の向こうに泉ケ岳スキー場（白い雪）が見えます。

 

 

 
　若林区藤塚

　名取川河口近くの藤塚地区では、自衛隊と消防の皆さんによる行方不明者の捜索が続いていました。

 

 
　仙台港

　津波の傷跡が生々しく、流された自動車が散乱していました。

 

 

 

震災対策のスピードアップを

　まず最初に、懸命に救援・復旧にあたられている自衛隊、消防、警察、そして自治体職員の皆様に敬意を表し、感謝を申し上げます。

　関係者の努力で、仙台市内のライフラインは、地下鉄を除いて電気、水道、ガスの復旧の見通しが立ってきました。これからは復興のシナリオを示し、市民の活動を支援していかなければなりません。

　しかし、震災から2週間が過ぎましたが、復興のシナリオどころか、震災対策の全容が見えてきません。家屋などの廃材・ガレキの処理について方針が示されておりません。また、仮設住宅の入居募集のこと、罹災証明のこと、さらには、年度末を目前にした中小企業の資金繰り対策などなど。

　仙台市の周辺市町では、次々と対策を示し実行に移しているやに聞きます。「隣の芝生は青い」の類であればいいのですが、決断が遅れているとなると問題です。震災対策のスピードアップを求めます。

がんばろう！東北

　このたびの東北地方太平洋沖地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲になった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

　仙台市では、これまで宮城県沖地震の再来を想定した防災計画を作り、訓練や意識啓発を重ね、対策を講じてきましたが、甚大な被害が生じてしまいました。このたびの地震は想定外の規模であり、特に津波は想定をはるかに超えるものでした。

　災害対応は救援・復旧・復興の順に進みます。仙台市では、あちらこちらから復旧の足音が聞こえてきます。しかし、東北の被災地の中には、救援の手が十分に届かない所が数多くあるようで、悪条件が重なっているとはいえ、地震発生から10日以上も過ぎているわけですから、政府の対応の遅さに憤りを禁じえません。

　東北全体でみれば、復旧・復興の道のりは想像以上に遠く険しいものになるかもしれません。しかし、我々東北人の特徴は我慢強さ、粘り強さです。日本全国、世界の各地から寄せられる物心両面の応援を糧に、この逆境を乗り越え、東北の地を力強く復興してまいりましょう。

　

　

　

 

　　

観光アンバサダーに愛ちゃん

　仙台市が「仙台観光アンバサダー」制度を創設し、初代のアンバサダーとしてプロ卓球選手の福原愛さんに委嘱することとなり、経済環境委員会に経済局から報告されました。

　海外へのプロモーション活動として、特に中国に対する取り組みを強化するため、仙台市出身で、特に中国で人気が高い福原愛さんにお願いしたとのこと。

　福原愛さんの注目度が高いだけに、今回は愛ちゃんありきのアンバサダーの印象が強いのですが、今後、第２、第３の観光アンバサダーを委嘱し、国内外から仙台へ観光客を誘引していきたいものです。

　

　

姑息な対応

　１７名に及ぶ一般質問が今日で終わりました。今任期で引退される議員も何名か質問されましたが、ご自身が力を入れて取り組んできたことを切々と述る姿に、何か晴々としたものを感じました。長い間ご苦労様でした。

　私は２２日に質問をしましたが、健康増進センターの温水プールと地下鉄旭ケ丘駅前に整備予定の複合型公共施設の温水プールについて、再質問、再々質問まで行いました。

　私が行った昨年の第３回定例会の質疑において、当局は旭ケ丘駅前の温水プール計画の再検討を表明しておりましたので、当然に平成２２年度中に見直しを行い温水プール計画の中止を明らかにするものと思っておりました。

　しかし、当局は結論を新年度に先送りしました。統一地方選挙の結果を見てから判断しようというのか。空いた口が塞がりません。姑息な対応と言わざるを得ません。

　

科学館協議会

　科学館協議会に出席しました。概ね年４回開催されていますが、例年２月の協議会では新年度の特別展や授業開発について報告があります。

　そのつもりで出席したら、科学館運営の基本理念（基本方針）の見直しが諮問されました。これには驚きです。

　科学館の基本理念は目指すべき姿を表したものです。今の科学館が出来てから20年以上経っていますが、初めての見直しです。１回や２回の協議で決まるわけではありませんが、心して取り組みたいと思います。

　ところで、中学２年生向け科学館学習の新テーマ「地震を探る」に開発された教材は、相当スグレモノのようです。

　

一般質問をします

　現在開会中の第１回定例会で一般質問をすることになりました。当初予定にはなかったのですが、会派の要請がありましたので、一般質問をします。

　今日の代表質疑で、旭ケ丘駅前の温水プール計画が取り上げられていましたが、当局の答弁は「検討中」でした。

　いつまで検討するのか。市長は決断できないのか。決断を避けているのか。やはり、この問題を取り上げざるを得ません。

　質問は22日の予定ですが、会派の事情で、私の持ち時間は９分です。９分でどこまでできるか、頑張ります。

　

仙台牛マカオに輸出

　仙台市食肉市場のマカオ向け牛肉輸出初出荷式に経済環境委員会委員長として出席しました。

　昨年１２月に、仙台市食肉市場が「対マカオ輸出食肉取扱施設」として認定されていましたが、本日初出荷の運びとなりました。

　初出荷式には、牛肉生産地の登米市長や輸入者であるマカオ冷凍食肉協会会長も出席し祝辞を述べていました。

　マカオで仙台牛が高く評価され、仙台・宮城の食材の輸出拡大や観光誘客に結びつくことを願うものです。

　 

旭ケ丘の温水プール計画

　2月14日から始まる第1回定例会を前に、提出予定議案の我が会派（改革フォーラム）への説明が今日ありました。

　私が問題提起している地下鉄旭ケ丘駅前の温水プール計画はどのようになったのか。平成23年度当初予算ではどのように取り扱われているのか当局に問い合わせると、必要最低限の事務経費だけ計上しているとのこと。

　平成22年度予算には温水プールを含めた複合施設の基本設計と実施設計の経費が計上されているが、基本設計を終えたものの実施設計には着手しておらず、現在、施設の在り方について検討しており、今後、検討結果を踏まえて平成23年度中に補正予算を要求したいとしています。

　財政難のときに、少なく見積もっても年間4千万円以上の運営赤字が予想される温水プールを数十億円（施設全体では４５億円）もかけて新たに作る必要があるのか。健康増進センターの温水プールを廃止する一方で新たな温水プールを作るのは、市政のダブルスタンダードと言わざるをえない。

　問題にする議員の選挙結果を見てから決めようとしているのであろうか。何と情けない話である。市長には、仙台市の将来を見据えた大局的な判断をしていただきたい。

　もちろん、私は断固主張してまいります。将来の世代にツケを残すようなことには絶対反対です。